カーリングについてAbout curling

カーリングのルーツ

氷の上で約40m先にあるハウスと呼ばれる円に向かって、相手チームと交互にストーン(石)を滑らせ点数を競うウィンタースポーツ“カーリング”。
そのルーツは今から500年以上前、北欧の人々が凍った池や川の上で石を滑らせて遊んだのが始まりと言われており、世界最古の記録として「1511年」と刻まれたストーンが、英国北部のスコットランドで見つかっています。
1838年にスコットランドでルールが決められ、英国発祥のスポーツとして歴史が始まると、その後、ヨーロッパ各地やアメリカ大陸、そしてカナダを中心に国際的スポーツとして広まっていきました。

日本では、1977年(昭和52年)北海道池田町で紹介されたことがきっかけで、冬のスポーツとして北海道内に広がっていきました。
1980年(昭和55年)以降、カナダから講師として元世界チャンピオンのウォーリー・ウースリアック氏を招いて北海道各地で講習会が開催され、1981年(昭和56年)には北海道カーリング協会が発足、翌1982年(昭和57年)には第1回北海道選手権大会が札幌で開催されました。
その後、本州にも広まり、1984年(昭和59年)日本カーリング協会が設立。
1998年の長野冬季オリンピック大会から正式種目になり、開催国として男女ともに出場しました。
現在、オリンピック種目として、4人制(男子・女子)、男女ペアのミックスダブルス、パラリンピック種目として車いすカーリングがあり、21歳未満のジュニアや50歳以上のシニアでは世界選手権も行われています。